するするスルルーのシーズンが終わるまでにシブダイが釣りたーいということで、もう10月のシーズン終盤に今シーズン最後(のつもり)のするするスルルーにいってきました。
夏の夜釣りの対象魚とされ、船頭に聞いてもシブダイはなあ…とシブい答え(笑)が返ってきます。
しかし結果は夏の幻の高級魚といわれるシブダイが2人で5匹釣れました❗️ちなみに釣かつは1匹😅
今回は師匠松兄との釣行です。松兄は何と幻と言われるシブダイを一人で4匹も釣り上げました。しかも昼間。
シブダイの一般的な釣り方といえば夏の夜釣りですが、するするスルルーだと昼間に釣れちゃうんです。その一部始終をお伝えします。
本文では松兄の秘策というか、釣りの基本というか釣りかつとの違いもお伝えします。
するするスルルーでシブダイが釣りたいという方はぜひとも参考にしてください。
そしてその釣ったシブダイを味わってみてください。また食べたくなること間違い無しです。
そもそもシブダイとは
夏の夜釣りをされる方は当然ご存じだと思いますが、それ以外の方は釣りをされる方でもシブダイて何?という方も多いと思います。
ましてや釣りをされない方はほとんどの方はシブダイはご存じないのではないでしょうか。
と言いますのは一般的にはあまり流通しておらず、最近になってだんだん味が知れ渡ってきてからは、たまに流通すると高級なお寿司屋さんが高値で仕入れていかれるみたいです。
なので徐々に高級魚としての認識が広がってきているところでしょうか。
そのお値段ですが、大型になればなるほど高くなり、キロあたり3000円にもなります。一匹1万円以上ですね。
そしてその味ですが、とにかくめちゃくちゃ脂がのってます。まるでトロの様です。かと言って白身の魚ですので青物とは違います。磯の魚ですが磯臭さもありません。捌くと包丁が脂で真っ白になります。
お造りを食べると歯応えはそんなにありませんが、トロっととろけて濃厚なシブダイの旨みと甘みが口の中で広がってとける感じです。まあ言えば白身のトロですね。白身の魚でこんなに脂がのっている魚は他にはないんじゃないでしょうか。
かといって脂でギトギトというわけでもなく口の中で旨みが広がった後はさっぱりとしてます。なので食べ飽きることもありません。
標準和名がフエダイ。口笛を吹いているような口をしているから笛鯛だそうです。
笛鯛(シブダイ)には2種類あって黒い点がついてるのがクロホシフエダイ、白い点がついているのがシロホシフエダイといわれています。クロテン、シロテンなんて呼んだりもします。
シブダイですが主に夏の夜釣り(夏になると産卵で岸に近づく)のぶっ込みやカゴ、フカセで狙うことが多いです。
最大で50数㎝になると言われ、めちゃくちゃよく引き込んでくれます。
引き味良し、食味良しと言うことなしです。
そのシブダイを今回はするするスルルーで狙ってみました。
するするスルルーだと夜釣りじゃなくても釣れちゃうんです。
その時の仕掛けやポイントなどをお伝えします。
和歌山県すさみ町見老津
思い起こせば今年(2021年)は真夏にもかかわらず梅雨のような長雨があったり、毎年ですが台風がきたりでなかなか釣りに行けませんでした。
シブダイは夏になると産卵のため岸に近づいてくるので夏の夜釣りのターゲットとされています。
もちろん6月10月にも釣れますが、やはりハイシーズンは7月から9月ぐらいかなとは思います。
冒頭でも書きましたが既に10月になっており、正直もうシブダイはいないかもとは思っていました。
しかし天候の都合でいけないことも多く、するするスルルーで黒点は釣ってるんですが白点がどうしても釣りたい、ということでもう10月でしたが行くことにしました。
グレ釣りでは何度かきている見老津の磯です。
一度するするスルルーで行きたいと思ってたので今年最後のスルルスルルーに選んだのが見老津でした。
当日の海況・エサ
10月初旬 夜明けから15時まで 天候晴れ
中潮 満潮 3時12分 干潮 9時45分 満潮 16時31分
波風 凪 微風
エサ いつものつり吉でキビナゴ3kg2500円 イワシ4kg1500円 合計4000円
夏にしか釣れない高級魚シブダイの釣果
お世話になったのが林渡船さん。いつもながら林渡船さんは速い
朝日を背に爆走です(笑)
林渡船さんありがとう。
最初に乗せてもらった磯が黒島周りのヒッコシです。
当日のスタート仕掛け 竿 ダイワ インプレッサ Y3-53 HR リール シマノ 18 BB-X レマーレ 8000D 道糸 サンライン(SUNLINE) ナイロンライン クインスター 600m 8号 イエロー ハリス シーガー エース 60m 8号 ウキ 釣武者 ウキ デージ(DEE-jI) 鈎 がまかつ タマンスペシャル 18号 前回のブログで道糸とハリスは何を使ってますか?とのご質問をいただいたので 今回道糸とハリスも載せました。 基本道糸は安いのを何回も巻き替えるようにしています。
当日は当て潮でした。東側の釣り座は当ててきて水道に流れていく潮で道糸を巻き込むので釣りになりません。
表向きも試しましたが全く反応が無かったので、西側の釣り座に二人並んで釣りをしました。
当日1匹目、回収していると何か手応えがあります。
きましたー
30cmのアカハタ
アカハタを釣るとよくあるんですが、当たりがわかりません。
回収していると「ん?なんかついてる」みたいな感じで釣れてきます。
その前にも30cm未満のアカハタが釣れた時も当たりがわかりませんでした。
そうこうしていると、松兄の竿がいい曲がりをしてます。
きましたー
47cmのシブダイ
いきなり本命です‼️
おめでとうございます‼️
磯際できたそうです。上のヒッコシのGoogleマップに釣れたポイントを載せてます。
その後全くエサが取られなくなりました。
弁当船で磯がわりです。ヒッコシから引っ越し、チーン(笑)
そこで乗せてもらったもがソビエトです。日本なのにソビエト。ちなみに江須崎にもソビエト。
船頭に水道側を狙うようにとアドバイスをいただき釣座を構えます。
しばらく当たりがなかったんですが隣の松兄の竿に
きましたー
47cmのシブダイ
何と優しい松兄はこのシブダイを釣りかつにくれました。
ありがとう‼️松兄‼️
続いて釣りかつの竿に
きましたー
40cmのオジサン
オジサン新記録です。
松兄に「もう釣れたからええやろ。さっきの返して。」言われましたが魚種が違うのでお断り(笑)
隣で松兄が「根掛かりした」って言ってます。
外れたみたいです。
鈎になんかついてます。
タコです(笑)
ほんと魚種が多種多様なするするスルルー(笑)
続いてまたまた松兄に
きましたー
47cmのシブダイ
何と本日3匹目‼️
思わず仕掛けどうしてるんですか⁉️と聞きました。
すると「食いが悪くてエサが残ってきてたんで鈎を小さくしたと」
釣りかつも食いが悪くて鈎をタマンスペシャルの16号まで落としてたんで16号ぐらいですか?と聞きました。
すると「デカイなあ」と
何と松兄は伊勢尼の13号まで落としてると言うことです。
言われてみればするするスルルーがタマン鈎でないとダメな訳が無く、エサが残るのであれば鈎のサイズを落とすのは基本です。
釣りかつは固定観念にとらわれていたみたいです。(反省)
松兄に伊勢尼の13号をもらってから2投目です。
ウキがゆっくり沈みます。海面から30cmぐらいウキが沈んでからいきなりガツンと竿全体に振動が伝わりました。
合わせを入れると竿が気持ちよく曲がって
きましたー
42cmのシブダイ
念願の白点です‼️うれし〜松兄ありがとう‼️
ちなみにタマン鈎の18号、16号と伊勢尼の13号です。
全然違いますね。食いも違って当然です。
松兄はハリスも6号まで落としたみたいです。
松兄はとにかく釣りに関してマメです。
さし餌も今回はシオ用にボイル、それからイカ、イワシ、もちろんキビナゴと4種類用意してました。
見習うところは多いです。
ふと沖を見ると湧きグレが見えます。少し遠い感じです。
その湧きグレが数も増えてだんだんと近づいてきました。
届きそうだなと思って松兄にボイルをもらおうと声をかけようとした時です。
既に松兄は湧きグレにむけてキャストするする寸前(笑)
湧きグレを見ると狙わずにはいられないグレ釣り師の習性が出ました(笑)
遠目に投げてウキが着水するとグレが海面で一瞬バシャとします。
ゆっくり引いてきますが食べてくれません。
ナベの方を見るとフカセさんがやはり湧きグレを狙ってますが、どうも食わないみたいです。
食わへん湧きグレはどうしても食わないので諦めました。
湧きグレをみてからだんだんグレ釣りがしたくなってきました(そろそろシーズンです!)
納竿の時間が迫ってきた14時頃です。
松兄と喋ってると突然松兄の竿がひったくられました。
体制を整えてやりとりをすると
きましたー
44cmのシブダイ
ななんと本日4匹目‼️
脱帽です。
7月の終わりにシロモッチが見老津の磯で釣ったのが3匹だったと思うのでシロモッチ越えです。
もちろんその日シロモッチは温帯低気圧がきてうねりが激しくて狙いたいところが狙えず、多分早上がりもしてたと思うので一概に比較はできませんが……
にしても素直にすごい!!
結果当日二人で合計5匹のシブダイでした。
お腹パンパンでした。
まとめ
するするスルルーをするまでは夏は夜釣りに行くだけで昼間はほとんど釣りをしていませんでした。
ところが去年初めてするするスルルーをやってみて{その時の様子はこちら→【するするスルルー初めてやってみた和歌山串本かわばた渡船袋 一の島 }その時は大惨敗でしたが試行錯誤するうちになんとか形になってきたかなと思います。
長雨等でなかなか行けないことも多かったですが、最後に行きたかった見老津の磯にもいけましたし、シロテンも釣ることが出来たので本当に良かったです。
このするするスルルーの楽しさが皆様に少しでも伝わって、やってみようかなと思っていただけると嬉しいです。
そのするするスルルーのやり方としてするするスルルータックル徹底解説‼︎【仕掛け・竿・リール・エサ】もアップしてますのでこれから始めようかという方は参考にしてください。
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するするスルルータックル徹底解説!!の中で和歌山での対象魚を載せてますが、釣れたらアップしていこうと思ってましたので、今回シブダイ(シロテン)が釣れたので対象魚に追加したいと思います。
では最後まで読んでくださってありがとうございました。